こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
先日、DJ社長の「40分動画」なるものを(今さらながら)初めて視聴して、思うところがあったのでこの場で書いてみようと思います。
40分分も書くとキリがなさそうなので、この場ではその中の一部分だけを切り取って書いていきます。
正しい努力をしようという話
DJ社長の40分動画、ズバリこちらです。
これが公開されたのは2018年、今から4年以上も前です。
私はDJ社長に全く興味が無かったので、これも知りませんでした。
そしてこの度、ふとした機会に初めて動画を観ました。
DJ社長、喋るの本当にお上手ですね。知りませんでした。
観てるだけでこちらのモチベーションが上がってきます。
これは大衆の心を掴むだろうな、彼が成功した理由が垣間見えた気がしました。
動画についての感想を書こうと思ったのですが、全部書くとキリがなさそうなので、この場ではその中の一部分だけを切り取って述べていこうと思います。
動画開始から9分ぐらいのところでDJ社長が「正しい努力をしよう」っていう話をしていて、これはなるほどなと思ったのでここで深掘りしてみます。
とりあえず話の全貌を文字起こししておきます。
大事なのは頑張って結果を出すんじゃなく、「どうやって結果を出すか」なんよ。
例えば「遠くに行った奴が勝ちだよ」っていうレースがあったとして、
「頑張ろう」って思っとう奴は家にチャリがあるのを見たらもうチャリに乗って「うわぁぁあ!」って頑張って漕いで遠くに行こうとするわけよ。
でも「どうやって遠くに行こう」って考えとう奴は、家にチャリしか置いてないなって思ったら次の日原付の免許を取りに行くわけよね。
で、1週間くらい働いてその稼いだお金で原付を買って、んで原付に乗ってスロットルを捻るだけなんよ。
たしかにチャリに乗り出して「うわぁあ」って行った奴に比べたらもう1週間以上出遅れるわけよ。
でも3日もあれば抜くわけよ、そいつを。
んで頑張ってチャリ乗ってる奴は「うわぁ!追い抜かれた!」と思ったら、「もっと寝らずに頑張らないと!」とか「休憩する間もなく頑張らないと!」と思って漕ぎ続けるわけよ。
でも原付には勝てんわけよ。ずーっと捻っとうだけ。
で、これで1ヶ月経ってみ?とんでもないくらいの差が開いとうけん。
(中略)
だけん、この動画見とる人にも言いたいんよね。
「私頑張ったけど結果出ない」とかさ、もう当たり前や。
頑張ったけんって結果出ると思うな。
考えろ、考え方も分からんやったら考え方を調べるんや、どう頑張るべきなのかを。
なるほど。
「正しい努力をしよう」という話、とても説得力がありますね。
分かりやすい例えで、私自身も考えを改めるきっかけになりました。
この話には続きがあって
個人的にはこの話には続きがあるなと思っていて、
抜かれた自転車にまたがってる真面目な頑張り屋さんは(あっやばい抜かれちまった、これはもっと頑張らないと)ってもっとめちゃくちゃペダルを回します。
でももうどんだけペダルを回してももうダメだというのがDJ社長の話でした。
そうであるならば、負けが確定したこの人はこの後どうすればいいのでしょうかという話です。
あなたならどうしますか。
私はこう考えます。
この人がやるべきなのは、原付に追い抜かれたその時に(あ、自分って頑張り方を間違えてたんだ)ってそこで気付いて。
でちょっと出遅れるかもしれないけどそいつは自転車を降りて今からでも原付の免許を取るべくアルバイトを始めるべきなんです。
当たり前のことを言ってると思うかもしれませんがこれってとても難しいことなんです。
自転車をこぎ始めてしまった人は、1週間経ってそこから原付でスゥーって追い抜かれた時に
「えええ、何そんなやり方あったの!?」
てなったとしても、
「でも今さら原付の免許取るなんてなー。」
ってなって、おそらく自転車に乗り続けると思うんですよ。
もうすでに自転車に乗っていて実際ある程度は進めているわけですから、ここからわざわざ「止まって原付の免許を取りに行こう」と思える人はとても少ないでしょう。
人は簡単には変われません。
でもね、結局それじゃダメなんですよ。
私は、もしこの記事を読んでくれてる人がいたら伝えたいんですけど、そういう状況だって気づいた瞬間に自転車を降りてアルバイトし始めて原付の免許を取ってほしいです。
確かにもう今更そいつには追いつけません。
自分を抜いていった人には追いつけないんですけど、でも自分の今の状況を変えることはできるんです。
ここを意識しておく必要はありそうだなと、動画を観ながら思いましたね。
勘違いしてはいけないのは
それから絶対に勘違いしてはいけないのは、方法さえ正しければいいわけではなくて、死ぬほどの努力も絶対的に必要だということです。
何事においても極めるためには、目的を達成するためには近道なんてないんですよ。
夢に近道はありません。夢には地道しかない。
夢にはもう地道しかないんだということです。
動画を観たら分かるようにDJ社長も正しい努力の方向を探っていたのはもちろんですが、そもそもめちゃくちゃ努力をしていますよね。
夢見て、倒れて、立ち上がる。
正しい方向に向いた上でこれを無限に繰り返す必要があるんです。
私は大学時代に教職課程を履修していて、その時の教育実習で行った高校に縁あって2年以上通っていました。
その高校はいわゆる偏差値の結構高い高校だったんですけど、そこにいためちゃくちゃ頭いい人はやっぱりめちゃくちゃな量の勉強をしていました。
一方でその高校の中途半端なレベルの人、その人達って何というか、多少は勉強してるんですけど、近道とか効率の良い方法をめちゃくちゃ探すんですよね。
「なるべく勉強せずに偏差値の高い大学に入るにはどうしたらいいか」みたいなことをめちゃくちゃ考えるんですよ。
自分がなるべく努力せずに済むように、「あの教材やこの先生の授業がいいらしいよ」みたいなことをずっと話している。
いや別に悪いことじゃないんですけど、私はちょっとそういう人たちに一言申したいことがあって。
なるべく努力せずに、なるべく授業が上手い先生の授業聞いて、なるべく意味のある参考書を買って、なるべく有名でなるべく良い単語帳で勉強して、みたいな。
一言言いたいんですけど、恥を知ってほしいですよね。まじで。
あのねえ。道は自分で切り開くものだと思うんですよ、私は。
いやいいことだと思いますよ、なるべく効率いい方法を探すっていうのは。
でも効率っていうのは、死ぬほどの努力があって初めて意味を成すってことだと思っていて、私はそこを勘違いしないでほしいんですよね。
正しいやり方をやるのはめちゃくちゃ大事なんだけど、正しいやり方っていうのは恐ろしいまでの、血反吐を吐くほどの努力があって初めて意味を成すものなので、正しいやり方だけあっても何も意味ないんですよ。
受験勉強であれば一日中気が遠くなるまで12時間とか(12時間じゃ正直足りないと思いますが)、狂ったようにそれだけやる。
そういうひとつの圧倒的な努力量っていう土台があって、そこの上にいい参考書とかおすすめの英単語帳とかがあるわけなので、英単語帳だけおすすめのを買っても無意味ですよね。
(じゃあ100万円のストラディバリウスを持てば誰でも素晴らしいバイオリンが弾けるのかって話ですよ。)
先生に対してもそうです、あの先生は教え方が上手いからあたりだとかハズレだとか。
あのねぇあのねぇ。そうじゃねえだろ。そうじゃねえだろ。
そんなことを考えてる暇にもまずは手当たり次第に勉強するべきなんです。
矛盾しているような感じがするかもしれませんが、正しい努力が大事だからと言って「原付の免許を取るか、いやでもそれなら原付よりももっと速いバイクの免許を取った方がいいような、、お金貯めるためのバイトは何をやれば一番効率がいいんだろう、、、」
とずっとスタート地点で考えているだけでは前に進まないんです。
最初から「原付の免許を取ろう」って考えが思いつかない時はとりあえず自転車に乗って、それで後から追い抜かれた時に「あ、原付って選択肢があるんだな、自分もそうしよう」って思えればそれでいいんです。
そうなるとじゃあ自転車に乗っている時間って無駄だったのかと言われると全然無駄じゃないんです。だってちゃんと前に進んでいるんですから。
夢に近道なんかねぇんだってばよ。あるのは地道のみ。
地道にコツコツコツコツコツコツコツコツやりながら、その中でただ愚直に、先生が出した宿題をただ漫然とやっていたらダメだよっていうのがDJ社長が言っていたことなんです。
やりながら、(あれこれで本当にいいんだろうか、努力の仕方は合ってるんだろうか)っていうのを考えながらやる。
そして(いや違うな)と思ったらすぐにそれを止めて別の方法で進む。
これを地道に繰り返した先にこそ、夢への道が詰まっているんだろうなあと思います。
おわりに
動画の最後の方で、
「好きなことで生きていくっていうのは好きじゃないことをしなくて良いことではなくて、その好きなことをするために好きじゃないことをその何倍もめちゃくちゃ頑張らないといけない」
っていう話がされていて、
これもよく耳にする話ではありますが、まあそれでもやっぱり好きなことで生きていくのは、好きなことで生きていけるようになるのは爽やかなことだなとは思いますね。
最終的に大学受験の話になってしまいましたが、「死ぬほど頑張ること」と「どうやって頑張ったらいいかっていうのを考えること」、この二つが大事なのであって片方だけやっておけばいいって話じゃないんですよということが伝わればと思います。
今回は以上です。