思いだす必要のない感情をここに置いていく

こんにちは。ざわかける！のざわ(@zw_kakeru)です。
この気持ちをどこかに吐き出しておきたくて、書き記しておきたくて書きます。

大学時代、私には彼女がいました。
その人は笑顔が可愛くてとても素直ないい人で、私の人生観を大きく変えてくれました。

無意味に情報を隠す必要がないこと。いろいろな人と笑顔で関わると楽しいこと。自分のやりたいことを本気でやった方が人生楽しいこと。
色々なことを教わって、大学生ながらにも結婚したいと本気で思えたほどの人でした。

まあそれでもやっぱり上手くいかないこともあり、3年ほど付き合ってから別れました。
理由は一言では言い表せませんが、交わっていたはずの2人の人生が別々の方向に進んでいってしまったからというありがちなものですね。
そして今日、SNSにその人が投稿をしているのを久しぶりに目にしました。
普段あまりSNSを開かない私ですが、たまたま開いた今日たまたま彼女も投稿していたみたいですね。
なんてことはない、写真とメッセージの普通の投稿でした。
でもそれを見た時とても苦しい気持ちになったのです。

もう別れてから数年以上経過していて、今回のようにたまたま彼女のSNSの投稿を目にすることはこれまでにも何度かありました。
そしてその度に、同じように私はとても苦しい気持ちになっていました。
別れてすぐの時などはまだ好きな気持ちが残っていたせいだろうと思っていましたが、別に今はもうその人のことが好きとかそういう気持ちはありません。
なのになぜこのように苦しくなるのか。
この苦しいという気持ちの正体は何なのか。
今まで分からなかったのですが、今日ようやく分かった気がします。
これはいわゆるトラウマというやつだなあと。

私はいわゆるフラれた側の立場で、私の家で別れ話をした時の光景を今でも覚えています。
その人は自分の考えを割と直接的に言う人で、付き合っている間も捉え方によってはキツい言い方と感じてしまうこともよくありました。
別れ話をした時、私は変わらず彼女のことが大好きだったのですがその彼女から「別れてほしい」と告げられて、色々キツいことも言われて、でも事実なので何も言い返せなくて。
反論の余地もなく別れることとなりました。
(「正論は正しいが、正論をぶつけることは正しくない」というやつですね。)
世界一大好きだった人に裏切られた。そして人生設計も先が全く見えなくなった。
目の前に存在しているこの子ははもう私が大好きだったあの子ではなくなってしまった。じゃあ私の大好きだったあの子はどこにいったの？目の前のこの人は一体誰なの？
とても混乱したのを覚えています。

その時の気持ちが、もう彼女の存在を目にするだけで思い出してしまうんですね。
何より、怖い。
別れ話をされたあの瞬間から、全てを知っていたはずのこの人が何を考えているのか全く分からなくなってしまった。
それがただただ怖すぎる。

そういった色々な感情が、自分の中で蓋をしていた感情が、今少し開いてしまっています。
とはいえ、「裏切られた」などと書くと彼女が悪者みたいになっていますが全然そんなことはなくて、私にも悪いところは山ほどありました。
実際私はそんなことを考えていたことを彼女に伝えたことはほとんどありませんでしたし。

じゃあこの今開いてしまっている感情に対して私はどうするのか。
自分の気持ちがどういうものなのかが分かったので対策も立てられようというものです。
「過去の気持ちが思い出される」というものなので、今の私が何をしようとも過去にそういう気持ちになったという事実を変えることはできません。
対策としてもまあありきたりですが、結局関わらないようにするのが一番なんだよなあと思います。
というのも、その人だけではなく私が今まで付き合った(そして別れた)人の存在をどこかで目にすると、その人に対して大小の差はあれど同じような気持ちになるからです。
一番苦しくなるのはこの人ではありますけど。
結局これは根本的には「自分が幸せにしてあげられなかった」(というと少し上から目線のように感じてしまいますね。「一緒に幸せになることができなかった」という言い方の方がしっくりくるでしょうか。)という感情からくるものなんだなと思いました。
それは私にとっては自分の中でとても辛いことであり、別の世界線ではこの人と歩んでいた人生もあったのかもしれないなあと思ったりもするわけですよ。
別の世界線、などと言い始めてる時点で何の意味もない感情です。
何だかんだ言って私は私の今の人生にそこそこ満足していますし、こんなものはもう思い出す必要はありません。
というわけで彼女のSNSアカウントをミュート設定にしておきました(流石にブロックはしませんでした)。
彼女の方はもう本当に何とも思っていないと思いますので、私だけで解決できる問題です。
自分の目の前から消し去ることが最善の対処法ですね。

あの時あれができていればなあと思っても仕方がなく、そんなことよりも私はこれからどうしていくべきなのか、それが重要なのです。
と言いつつもそれでもいつの日か、どんなに遠い日になるか分かりませんけど、何の負の感情も抱くことなくあの子とまた会って話ができたらいいなあとは思っています。
おそらく今連絡したとしても彼女は普通に会ってくれるでしょう。が、前述のように怖すぎて私の方にそのようなことをする勇気はありません。

最後になりますが、彼女にはとっても感謝をしています。
冒頭でも述べましたが、彼女との3年間で私の人生観は大きく変わりました。
彼女と出会えていなかったら、今でもつまらない考えを持って世界の端の方で生きていたことでしょう。

誰にも伝わらない話を書いていますが、自分の感情が少し整理できてよかったです。
未来の自分が読んで、「あの時はこうだったな」とか思えたらいいなと思って誰得でもないのにこんなことを書いています。
以上です。