こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
今日はコンシューマゲーム業界の新卒就活について、自身の経験をメインに書いていきます。
私はゲーム開発経験ゼロで2022年新卒・ゲームプログラマー枠として3社にエントリーし、うち2社から内定をいただくことができました。
この新卒就活経験についての記事を書いていきますので、就活生の皆さんは参考にしてもらえたらいいのではないかと思います。
と言いつつも、具体的な社名を書くとどこかしらから怒られる可能性があるので、随所随所をぼかしつつ記述していこうと思います。
今回は実際の面接の様子を記述しています。
2社目です。
はじめに
まず初めに言っておかなければならないのですが、2022年新卒枠と書いた私の就活体勢は一般的な大学生の就活とは少し異なります。
その辺りを含めた詳細(私のスペック、エントリーした企業等)はこの就活体験記シリーズの一番最初の記事「はじめに編」をお読みください。
前提が少し違うので学生の皆さんの直接の参考にはならない部分もあるかもしれませんがご容赦ください。
また、選考本番以外の場で私が何を行ったのか、詳細を書いた「ES/筆記/面接対策編」がこちらです。
こちらの記事も合わせて読んでもらえると、より内容が理解できるかと思います。
B社について
前回のA社の記事に引き続き、
ここではB社とさせてください。
B社は従業員5000人を超える大手パブリッシャー&デベロッパー企業でした。
非常に大きな企業で幅広い分野のゲームを開発、出版しています。
この企業は家賃補助や保険といった福利厚生や立地、給料が私が受けた中で最も良かったです。
ゲームが面白いのはもちろん、勤務体系も柔軟かつオフィスも綺麗で働きやすそうだなと思ってエントリーして、無事内定をもらうことができました。やったね。
今回はその時の実体験を書いていきます。
これ以降、ここでは書けないことや個人的にぼかしたいことがあったときは「XXXX」で省略記述しています。
筆記試験・適性試験
(A社同様の記述となりますが、)選考過程で筆記試験・適性試験が実施されましたが、取り立てて書くことはありません。
筆記試験はWeb上でひたすら目の前の問題を解くだけです。特に難しいことはありませんでした。
適性試験に関しても、初見でやらなければ意味がないのだと思いますのでここでの記述は控えさせてもらいます。
基本心理テストみたいなもので、勉強ができる/できないは一ミリも関係ありませんのでご安心ください。
「道ばたで重い荷物を持っているおばあちゃんがいます、どうする?」みたいな、日本語が読めれば大丈夫な質問に答えていくだけでした。
一次面接
書類選考通過のメール連絡を受けて数日後、一次面接が実施されました。
面接はWeb上で行われ、指定された時間に指定されたリンクからアクセスして部屋で待機していると、実際の面接部屋に飛ばされました。
ここからが本番です。
面接官は4人で、うち一人は終始カメラとマイクがOFFでした。議事録係でしょうか。
残りの3人のうち一人は人事であとの二人は開発者でした。
また、一次面接の時間は20分程度でした。
- 自己紹介と志望動機を教えてください:
定番中の定番なので、用意していたものを話しました。 - 作品プレゼンをしてください。作品紹介というよりも、技術的に優れている部分や、弊社で生かせそうな部分を重点的にお願いします:
いきなり技術中心でと言われて少しパニックになりかけましたが、用意していた内容をベースに技術的な話を多めにプレゼンしました。
その後は少しだけアプリの深掘りをされました。 - プレゼンで紹介していた作品達は、誰に対してどのようなモチベーションで作ったのですか:
XXXXは友達のために、XXXXは学生時代の先生に言われて作りました。
XXXXは自分が使うために作りました。 - このアプリにXXXXの機能を付けるとかはしないんですか:
確かに私もそれは考えましたが、XXXXなので今のところその予定はないです。
この後は現時点で持っている技術とこれから身につけていきたい技術についての質問でした。 - ゲーム開発経験が無いとのことですが、ゲームエンジンは使ったことありますか:
UE4なら少し使ったことがあります。 - なぜUE4なのですか:
去年ゲーム開発の勉強をしようと思った時、UnityかUE4かどっちか迷って、ネット上で良さそうなUE4の解説本にあったからです。
それ以外に特に深い意味はありません。 - C++、C#は使ったことありますか:
C++少しだけあります。C#はありません。 - C++、難しくないですか:
言語って結局使いこなせるようになるまでどれだけ時間がかかるかって話だと思っているので、難しいという感覚はあまりありません。
Cは触ったことがあるのでC++はそれの延長だと思っています。 - 自分の中で、作りたいものを作るのが好きな方なんだなと伝わってきました。人に言われたものを作る形でも大丈夫なのですか:
大丈夫です。例えばXXXXやXXXXなど、人から言われたものを開発した経験は多数あります。 - 社内システムや、データベース、ネットワーク開発でも大丈夫ですか:
ゲームプログラマになりたいという思いが一番強いのは事実ですが、ツール開発でも最終的にゲームという形になるのが分かっているので、OKです。
ソフト面でゲーム開発に関われたらとりあえずは良いかなって考えています。
二次面接
一次面接を通過して数日後に二次面接が実施されました。
一次面接同様にWeb上で30分程度行われました。
面接官は5人で、うち一人は人事でした。
まずは人事の方の質問から始まりました。
- 自己紹介と志望動機を教えてください:
用意していたものを話しました。 - 就活をやり直そうと思ったのはいつぐらいですか:
去年の12月くらいです。 - そのタイミングで、どのようなきっかけがあったのですか:
XXXX。 - 学生時代にはどのような業種で就活をしていたのですか:
システム開発系です。 - では、作品プレゼンをお願いします:
プレゼンをしました。
プレゼンの後は開発者の面接官に交代しました。 - うちに新卒入社すると2年の遅れとなりますが、どのようにキャッチアップしていきますか:
XXXX。 - どのようなゲームプログラマになりたいですか:
XXXX。 - 入社後はどんな感じで働きたいですか:
ソースコードをバリバリ書きたいです。 - ESを見たところゲームのアウトプットが無いみたいですね、作ってないのですか:
作っていません。 - 最近うちのゲームをやっていますか:
XXXX。 - そのゲームですごいなと思ったり、もっとこうしたいと思ったことはありますか:
XXXX。
ここで再び質問者が人事の方に変わりました。 - 他社の選考状況を教えてください:
A社とC社を受けています。 - その三社しか受けなかったのは何故ですか:
XXXX。 - 最後にそちら側から何か質問したいことはありますか:
XXXX。
最終面接
先述の二次面接の手応えがイマイチだったので正直落ちたかなと思っていたのですが、数日後に無事通過連絡が来ました。
いよいよ最終面接です。
これまで同様にWeb上で行われ、時間は30分程度でした。
面接官は3人で、うち一人は人事でした。
まずは人事の方の質問から始まりました。
- 自己紹介と志望動機、それから作品プレゼンをお願いします:
これまで通りのジャブですね。 - 今やっているお仕事について、話せる範囲で具体的な内容を教えてください:
XXXX。 - ゲーム業界を選んだのはなぜですか:
向いていると思ったからです。
ここで面接官が交代しました。 - なぜうちで働きたいのですか:
面白いゲームをたくさん作っていたからです。 - 働く上で大事にしたいこと、軸を教えてください:
XXXX。 - 困った時に人に相談したりしますか:
はい。 - 今の会社でもやりがいはあるのではないですか:
やりがいはあります。が、XXXX。 - サーバーアプリケーションの開発とかになっても大丈夫ですか:
はい。
ここで、残った一人の面接官に交代しました。 - 普段から人の書いたコードを読みますか、また読んでどう感じますか:
XXXX。 - なぜゲーム業界に行きたいのですか:
XXXX。 - チームでゲーム開発をした経験はありますか:
ありません。ゲーム以外でならあります。 - なぜA社、B社、C社の三社だけ受けているのですか:
その三社が面白いゲームをたくさん作っていたからです。 - もう少し具体的に教えてください:
例えば、XXXXというタイトルだと、XXXXが面白いと思いました。 - XXXXで、逆に面白くない部分はどこですか:
XXXX。 - ゲームは結構やりますか、またプラットフォームは何ですか:
毎日暇な時間にやっています。プラットフォームはNintendo Switchとかです。 - どんなキャリアプランを想像していますか、ずっとゲーム開発がしたいですか:
はい。
そして最後に再び人事に戻りました。 - 他社の選考状況を教えてください:
A社とC社を受けています。 - 最後にそちら側から何か質問したいことはありますか:
XXXX。
感想
最終面接を終えてから数日後に連絡が来て、無事内定となりました。嬉しみ。
この企業は最終面接はともかくとして、一次と二次面接に関しては自分の中ではあまり手応えがなかったのですが、なんとか評価はされていたようです。
自分が思っているストロングポイントと企業側、あるいは他者が評価している点には少なからすズレがあるものです。
回を重ねるにつれてその辺りの感覚を掴んでいければいいですね。
おわりに
後半、特に最終面接で話した内容については伏せ字(XXXX)が多くなってしまいましたが許してください。
面接の雰囲気が少しでも伝わればいいんじゃないかなと思います。
残るC社についても近いうちに記事を書こうと思っています(各方面から怒られなければ、ですが、、、)。
より詳細を知りたい就活生の方は、私のTwitterアカウントにダイレクトメッセージを送っていただけたら個別にやりとりをします。
今回は以上です。