こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
App Engine StudioのFlow Designerから、動かしたフローの詳細(Flow Reports)を確認する方法です。
事前設定が必要だったのでメモしておきます。
動作環境
ServiceNow: Rome
Flow reports not available. Check flow execution settings.
App Engine Studioでフローを作成して実行、その時の動作詳細を確認したくてFlow Reportsを開こうとしました。
Flow Designer右上のExecutionsボタンからフローのログを開き、確認したいフローを選択します。


すると、次のようなメッセージが表示されました。

Flow reports not available. Check flow execution settings.
ほう。
設定がおかしいからFlow Reportsが見れないとのことです。
設定を直せば良いのでしょうけど、これ以上の説明やエラーメッセージが何も表示されないため、どこを見れば良いのか皆目検討がつきません。
困ったな。
対処法
Flow Reportsを見れるように設定を変更してあげましょう。
Service Managementに戻り、Process AutomationからFlow Administration > Settingsを選択します。

ここに、自分が確認したいFlowの設定を作成して、Flow Reportsの作成をonにしてあげれば完了です。
Newボタンから新規レコードを作成します。

Flow/SubFlow/Action項目に自分のFlowに、ReportingをFlow, Actions, and Stepsに設定します。
Flow, Actions, and Stepsにすることで、Flowの細かい粒度での挙動確認が可能になります。
設定できたらSubmitしてください。
完了
これで設定は完了です。
AES側に戻ってフローを再実行し、Flow Reportsを開いてみましょう。

無事、開くことができました。
一つ注意点としては、この設定を行う以前に実行されたフローに関しては依然として表示できないままとなっています。
もう一度同じフローを実行するか、そもそもフロー作成時にあらかじめ設定しておくのが一番良さそうですね。
終わりに
今回はさらっと解決までいけてよかったです。
しかし、ServiceNowはこの手の設定やロール付与によるアクセス制御がいたる所に存在し、うまくデータが取り出せなかったり中身を開けなかったりといったことが頻繁に発生します。
その上一つ一つの挙動も遅いので、開発ではない部分でかなりのストレスを感じてしまうツールとなってしまっています。
最近はそこそこ理解してある程度スイスイ開発できるになってきましたが、色んな所に落とし穴があって使いにくい!という印象が払拭しきれていません。
何とかしてほしいなあ。
以上です。