こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
先日別の記事で転職することをお伝えしましたが、今回は会社を辞める手順について作業ログを残しておこうと思います。
今後の人生でまた同じステップを踏む可能性があるのと、少しは会社の雇用制度とかの勉強になるかなと思ってここに記します。
退職の申し出
まず最初に上司に退職を申し出ました。
これは職場内コミュニケーションの話で、上司に口頭で「辞めることにしました」と伝えただけです。
上司からは「そうかー、残念だけど君の人生だから応援するよ。」と言ってもらえました。
とってもいい職場ですね。
退職願の作成と退職稟議申請
「辞めさせてもらいたいです」っていう退職願と、「辞めてからも企業秘密を暴露しません」っていう退職誓約書を合わせて作成しました。
社内の退職手続きシステムを使って自動作成し、そのまま稟議に回されました。
退職理由について、こういうのって普通「一身上の都合により」とかって書くんだと思いますが、普通に「転職により」って書いちゃいましたね。。お恥ずかしい。笑
(退職理由を入力するフォームから勝手に生成されてたんだもん。)
そこから2週間くらい何も音沙汰はありませんでした。
申請した稟議の承認履歴を社内システムから追跡できたので眺めていたんですが、人事部とか総務部とか色々なところを回ってました。
退職手続きでやったこと
2週間経ってようやく無事に私の退職願は受理されました。
その後自宅に退職手続きマニュアルゆうパックで送られてきました。
思ったよりやることがありそうで、色々書かれていましたが自分に関係する部分だけ作業していきます。
早速取りかかりましょう。
確定給付企業年金(企業DB)の移換手続き
私の会社では企業年金制度があって毎月一定金額を積み立てていたのですが、退職するにあたってこちらを脱退しなければなりません。
私が該当したのは会社拠出年金①、個人拠出年金③の2つでした。
(ちなみに会社拠出年金④というのもありましたがこれは入社して2年後から適用されるものらしく、ちょうど2年で退職した私には関係ありませんでした。)
まず会社拠出年金①ですが、これは会社の規定が「3年未満で自己都合退職をすると没収する」となっていたために受け取ることができませんでした。そんなあ。
悲しいですね。
続いて個人拠出年金③(と後述する確定拠出年金)については、今すぐに受け取るか他制度へ移換するかを選択することができました。
今すぐ受け取ると額が少ない上に多分課税対象になっちゃうので全てiDeCoへ移換することにしました。
再就職先に企業年金制度がある場合は個人拠出年金③はそちらへの移換も可能みたいですが、私の場合はそんなものなかったので素直に全部iDeCoに移換することにします。
(余談ですが、私はiDeCoをやりたくてやりたくて仕方がなかったので今回企業年金及び確定拠出年金の制度が無い会社に移ることになってとてもハッピーです。
もうだいぶ変わってきつつあるものの、現状うちの会社ではまだiDeCoをやることができず、毎月の賭け金が数千円程度のちまちました積み立てしかできなかったのがとてもストレスでした。)
とりあえず個人拠出年金③の手続きをやっておきます。
移換手続きに関する必要書類に項目を記入して提出します。
iDeCoの口座とか全然聞かれなかったけど大丈夫なんですかね…また後日別の書類が届くのでしょうか。
とりあえずiDeCo用の証券口座を用意しておくことにします。
ちなみに移換する場合は企業年金は1年以内に行わないと自動で国民年金基金連合会に吸収されちゃうみたいです。
気をつけないと。
確定拠出年金(企業DC)の移換手続き
先述の企業年金と同枠で、確定拠出年金の移換をする必要がありました。
こちらも全額iDeCoに移します。
私の会社は確定拠出年金だけ別の企業が管理していたので、個人拠出年金③とは別で手続きをする必要がありました。
2回に分けても全部iDeCoに突っ込めますよね…多分。
こちらは退職後に書類が届くと書かれていたので、一旦保留とします。
こちらは半年以内に手続きを行わないと全て一時金として受給することになるみたいです。
企業年金と違って没収はされないみたいですが、期限が短くなっている(半年以内)なので気をつけましょう。
労働組合の脱退
労働組合から脱退する手続きを行いました。
正直、労働組合は毎月組合費を取られるだけの何の意味もない存在だと思っており、在社中も脱退を試みたのですが叶いませんでした。
ようやく解放されます。次の会社は労働組合がないのでとても嬉しいです。
手続きとしては脱退届を一枚書くだけでした。
退職による脱退という文言と、確認事項を記入します。
労働組合の商品(定期預金、生命保険等)を持っているかどうか(持っている場合別途手続きが必要)も併せて記入しました。
無事記入が済んだら、自分の組合ブロックの職場代表者にメールで提出しました。
退職証明書の発行手続き
「あなたは退職しました」っていう証明書を発行してもらいましょう。
退職証明書は転職先で提出を求められたりするそうですが、私は求められませんでした。
とはいえ、せっかくなので申請しておきましょう。
社内システムから必要事項を記入して申請を行いました。
その他書類の提出・雑務
その他、一般的に理解できる書類を何枚か提出しました。
基本的に名前、住所、電話番号といった個人情報を書くだけです。
- 退職手続連絡票:退職後の住所や電話番号などを記入。
- 退寮届:寮に入っていたので、退寮することを寮管理部門に申請。退寮2週間前までに提出らしいので社内ネットワークから専用フォーマットに記入して管理部門にメールで送付。
- 退寮チェックシート:「掃除しましたか?鍵は返しましたか?」みたいな項目シート。退寮後1週間以内にていしゅ(ry
あとは雑務ですね。
- 勤怠表の最終確認、訂正:出勤カードにエラーが出てないか確認。
- 社給PC・スマホの返却:社内の手続きに則って回線解約、書類に必要事項を記入して郵送(レターパック)で返却。
やる必要がなかったこと
退職にあたって「手続き自体は必要だが、こちら側がやることは何もなかった」という項目を書いておきます。
厚生年金の手続き
無職になったり誰か(配偶者など)の被扶養者になる場合はまた別の手続きが必要みたいでしたが、再就職する場合は特に手続きは必要ないようでした。
再就職先で厚生年金に加入するだけなので、年金手帳を再就職先に提出すればそれでOKとのことです。
健康保険の手続き
健康保険に関しても厚生年金同様、無職になったり誰か(配偶者など)の被扶養者になる場合はまた別の手続きが必要みたいでしたが、再就職する場合は特に手続きは必要ないようでした。
保険証を返してそれで終了です。
一応今の会社の健康保険組合に継続して加入することもできたみたいですが、特に必要性を感じないのでやりません。
雇用保険の手続き
同上です。再就職先に提出する以外特に何もありません。
雇用保険者証はコピーみたいな紙切れ一枚だけでしたが、無職になる場合はハローワークでの求職申込み、失業給付金の受給、教育訓練給付申請等で大活躍するみたいですね。
団体生命保険の解約
私は会社が提携している生命保険に入っていました。
(私が死んだ時に200万円くらい出る一番安いやつで、もし何かあった時にお葬式の費用くらいは自分で出さなきゃなあと思って入っていました。)
これの解約方法を調べてみたところ、どうやら退職月の末日までで保障は自動終了となるようで、特に手続きは必要ないとのことでした。
本当に何もしなくていいのか不安でしたが、手元の資料に「退職日までに所定の継続手続きをしない場合は自動的に保険の補償が切れてしまいます」
と書かれていたので大丈夫でしょう。
以上。
やらなかったこと
こちらは退職マニュアルに書かれていたけどやらなかったことです。
自分に全く関係ないこと(財形や持株会など)は最初からやる必要はありませんので、ここでは自分自身で「やることもできたけど不要だからやらない」という選択をした手続きを書いておきます。
特別徴収に係る給与所得者異動届
私は3月31日付で退職しましたが、前年分の住民税の支払いがまだ終わっていませんでした。
そういう場合(主に1月1日 – 4月20日の間で退職する場合)には、何もしなければ5月度分までの未納付金を最終月の給与で一括徴収することとなっていました。
しかし、次の就職先が決まっている場合においては、この「特別徴収に係る給与所得者異動届」を提出することで新しい勤務先での特別徴収(給与控除)が可能となるそうです。
まあでもそこまでする必要はなかったので、普通に最終月の給与控除にしてもらうことにしました。
健康保険資格消失証明書の発行
健康保険から脱退しましたよっていう証明書を発行してもらうことが可能でした。
これが必要になるのは以下のようなパターンです。
- 国民健康保険に加入する
- (他企業の)家族の健康保険の被扶養者になる
- 国民年金に加入する
私は3月31日に退職して4月1日から別の会社の健康保険に入るので不要でした。
面白そうだから発行してみるというのもありでしたが、面倒なのでやめました。
離職票の発行
離職票は退職後に失業手当を受領する際に必要な書類です。
こちらも再就職が決まっている私には不要でした。
離職票作成のための「雇用保険被保険者離職証明書」なるものが送られて来ましたが、「不要」とだけ書いて返送しました。
おわりに
以上になります。
退職手続きは、福利厚生がしっかりしている企業であればあるほど、ややこしくなってしまいますね。
私の会社はこれに含まれるかと思いますが、私自身が持株会もやってない(自社にそこまで期待していない/そのお金あったら全米インデックスに入れます)し、融資等も受けていなかったため、マストの保険系の手続きくらいしかありませんでした。
財形貯蓄制度を全く使っていなかったので、新しい会社では積極的に使っていこうかな。。
住宅とかは家庭を持ってからの話になるかもしれませんが、一般財形とか財形年金とかは使ってみてもいいかもしれませんね。
とはいえ、一般財形の方は非課税枠が無いのでメリットがあるようには見えないのですが。。
おまけ:自営業関連の手続き
引っ越しに伴う自営業関連の手続きです。完全に自分用のメモです。
今年に入ってすでに3ヶ月分の収益が発生しているので、たとえ引っ越し後に稼ぎが無かったとしても手続きはしておかないといけません。
「個人事業の開業・廃業など届出書」と「所得税(消費税)の納税地の異動または変更に関する届出書」(と、本人確認のためのマイナンバーカード裏表コピー)を、引っ越し前の税務署に提出します。
(どうも青色申告書の再提出は不要みたいですね。大丈夫かな。)
前者が「住所が変わりましたよ」、後者が「納税地が変わりましたよ」という申請になります。
e-Tax未対応(実際にチャレンジしましたがダメでした)なので、印刷&郵送しましょう。めんどくさいなあ。。
期限は引っ越し後なるはやで、遅くとも1ヶ月以内です。
忘れないようにしないと。