確定給付企業年金(企業BC)をiDeCoに移換した時の作業ログ

雑学

こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
2種類の企業年金(確定給付企業年金/確定拠出企業年金)をiDeCoに移した際の作業手順を書いていきます。
今回は後編です。
確定給付企業年金(企業BC)をiDeCoに移換した時の手順についてメモしていきます。

はじめに

私は先日転職をしまして、その転職先には企業年金がなかったので確定拠出年金(企業DC)と確定給付年金(企業DB)をiDeCoに移換する必要がありました。
前回の記事で確定拠出年金の方はすでに移換が済んでおり、

今回は確定給付年金の方の移換をしていきます。
なお、確定拠出企業年金は退職後半年以内、確定給付年金は一年以内に行わないと色々めんどくさいことになるので早めに済ませておきましょう。
(後述しますが、)確定給付年金は移換元(転職前の)企業に書類を作成してもらう手間もあるので、余裕を持って手続きを行うといいかと思われます。

確定給付企業年金(企業DB)の移換 (退職後一年以内)

まずは手順についての確認です。
国民年金基金連合会が運営しているiDeCoの公式サイトを確認します。
ここに書かれていることをよく読んで整理すると、転職先に企業給付年金が無い人が確定給付年金をiDeCoの移管する際の手続きは次の手順となります。

  • iDeCoの口座を開設する。
  • 自分でiDeCo公式サイト(運営管理機関一覧)から運営管理機関(窓口金融機関)を選び、資料請求する。
  • 窓口金融機関へ「確定給付企業年金制度」からの移換があることを伝え、窓口金融機関に「厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書」をもらう。
  • 「厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書」に必要事項を記入し、窓口金融機関へ提出する。

要するに移換自体は「厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書」一枚あればそれで完了しますよ、とのことです。
確定拠出企業年金と異なり、iDeCo口座を持っている前提で案内が書かれているようにも見えますが、口座開設と同時に移換手続きを行うこともできるみたいです。
すでにiDeCo口座を持っている人であれば紙を一枚出すだけなのでとても楽チンですね。
私はSBI証券にiDeCo口座をすでに持っているので移換だけを行おうと思います。
このiDeCo口座は確定拠出企業年金を移換したときに同時に開設しており、その詳細については前回の記事にまとめてあります。

資料請求

まずは移換のための資料をwebで請求しました。
SBI証券の移換フォームに必要事項を記入して送信します。
途中でどの資料を請求するか聞かれるので、「確定給付企業年金」を選択してください。

(ちなみに、「確定拠出企業年金 + 確定給付企業年金」を選択すればこれらを一度の手続きで済ませることができました。私はそのことは知っていたのですが、順番にやりたかったので分けて手続きをしました。)

請求が完了したら資料が届くまで待ちましょう。

移管申請

数日後、うちに移換のための資料が届きました。
一緒にiDeCo口座開設の資料も届きましたが、移換に必要な資料にだけ記入をして提出することにします。

厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書の記入

移換自体に必要なのは「厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書」の一枚のみです。
これに必要事項を記入します。

記入事項に特別な考慮が必要な項目はありません。

  • 届出区分:「確定給付企業年金から資産を移す」を選択します
  • 基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所:言われるがままに記入します

以上です。

移換可否決定通知書を移換元企業に郵送

移換元企業に「この人の企業年金移換していいですよ」という許可をもらうための書類を出してもらう必要があります。
(SBI証券の場合は)「厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書」と一緒にA3用紙一枚にまとめられていたので、これを何も記入せずにそのまま郵送します。

送付先は転職前の企業の企業年金窓口です。
私の場合は退職時にもらった資料を色々探してたら窓口の住所が書かれていました。
そこに郵送して(持ち込めるなら持ち込んでもいいと思いますが)窓口の人に記入してもらい、返送されたら一緒にSBIに提出します。
自前で封筒を用意して郵送しましょう。

郵送が完了したら返ってくるまで一週間ほど待ちます。

本人確認書類の貼付

企業から返送がきて移換可能判決が告げられたら、最後に本人確認書類を用意します。
これは前回の記事で提出したのと同じものです。
前回同様、免許証を両面コピーして貼り付けました。
(前回一緒に移換を済ませていたらこの提出も不要でしたね。)

郵送

書類をまとめて返信用封筒に入れて郵送しました。これで完了です。
企業とのやりとりがやや面倒でしたが、口座開設も必要だった前回と比べて作業が格段に少なく済んで良かったです。

おわりに

無事に転職後一年以内に作業が完了して良かったです。
これでようやく資産運用の懸念事項が片付きました。
人生で何回もやる作業ではないからこそ、こういうのは書き留めておきたいものですね。
めでたしめでたし。

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