こんにちは。ざわかける!のざわ(@zw_kakeru)です。
私が新卒で日系大手IT企業に入社してから1年が経ちました。
今回はこの1年で、どのようなことをしたのか、会社や個人が特定されない範囲で書いていきます。
大手IT企業を狙っている就活生なんかの参考になればいいんじゃないかなと思います。
前編に続いてこの後編では、下半期(10月始めから3月末まで)の出来事を書いていきます。
10月
部署独自の研修が9月で終了し、下半期は全ての時間を業務に割くようになりました。
もっとも辛かったのが、会議への出席です。
10月は毎日の朝会(1時間)、および週一回の顧客を交えた定例会(1時間)、部署の定例会(1時間)、所属チームの定例会(1時間)、その他にもインシデント対応や別の打ち合わせなど(大体1時間超え)が毎週入っていたので、ゴリゴリ作業時間が削られていました。
必要な会議なのだろうとは思いますが、その人が出席する必要があるかどうかをもっと考えてほしいですね。
特に一日で一番集中できる午前中の時間を毎日1時間持っていかれるのは本当に嫌で嫌で仕方がありませんでした。
自分が関係している話をしているならともかく、他のプロジェクトメンバーが「ここが分からなくて、、、」みたいな話を始めるので本当に(別に会議を設定して2人でやってくれ)と思っていました。
この形態は3月まで続きます。辛かった。。。
あと、応用情報技術者試験を受けるための勉強をしました。
具体的にどのような勉強を行ったのかはこちらの記事に詳しく書きましたので参考にしてください。
それからそれから、週一回のAI勉強会が開かれることになりました。
全10人くらいのメンバーでオンラインで行われ、各回ごとに担当者が持ち回りでスライドを作って1時間ほどの講義を行う、というものです。
私がこの会に入ることになった時点ですでに担当者が組まれていたため私は全ての回でずっと聞き役でした。
AIをゼロから勉強していこう、というコンセプトで開催されたこの勉強会ですが、機械学習を大学院でガッツリ学んでいた正直私には必要のないものでした。
今さら誤差逆伝播とか解説されても、、、
最後の方になってくるとLSTM、GANなどの話もありましたが、どれも(知ってる知ってるぅー)と思いつつ聞き流していました。
11月
この月は業務では、主にエクセルの整理やファイル移動など、雑用をメインでやらされました。
、、、まあ新卒一年目なんで、こういうめんどくさいことを押し付けられるのは仕方ないのですが、やっぱり面白くはありませんでした。
せめてまだIT技術のない新入社員にやらせてほしかったですね。私は開発の方に回してもらいたかったなあ。
その子が育たない、というのも理解していますが。
そして、今年の全新入社員を対象に、まさかの文系研修がまた始まりました。
とある日の午後だけ出社(それぞれのグループで日時をバラけさせ、密にならないように配慮)し、8人一組くらいでグループワークをしました。
翌日からはオンラインでそのグループで集まり、出された課題に対する成果物を1ヶ月かけて作成しました。
なんと言うか、繋がりを作るのが目的だと言わんばかりの研修でした。
というのも聞くところによるとこの研修は、4月の研修後に取ったアンケートで「同期との繋がりが無い」という感想があまりに多かったせいで生まれたようでした。
4月の部分でも書きましたが私はこういう何が身につくのか分からない研修には全く力を費やさないので、(いらんわー)と思いながら業務の合間に作業を行いました。
と言いつつここで知り合った何人かは今も連絡を取り合っています。(ちゃっかり) ワークはあまり積極的ではありませんでしたが友達は欲しいなと思ってはいたので、その機会をくれたことには感謝ですね。
12月
翌年の春以降に、客先に新規事業の提案を行うことになりました。
なのでそれに向けて新しい技術の調査をするように命じられました。
具体的にはオンプレ運用していたサービスをクラウドに移行しようという計画で、その際にどのサービスを使うのがいいかの選定を行いました。
具体的にはAWS、GCPとかAzureの調査をしていました。
とはいえ実際に環境を用意してくれたわけではないので、ネットで情報を集める以外の手段が取れませんでした。
正直暇でした。もっとコードをバリバリ書いていきたいのに、、、
それから、月末にオンラインで忘年会が行われました。
普通にオンラインでおしゃべりをしました。特に我々のような今年の新入社員にとっては先輩社員とほとんど会っておらず、話したことも数えるほどだったので個人的にはとても楽しい会となりました。
1月
二度目の緊急事態宣言の発令で週一での出社も停止し、無期限在宅ワークがスタートしました(嬉しい)。
どうしても出社しなければならないプロジェクトメンバーは月2くらいで出社していたようです。
1月はインシデント対応をメインで行いました。
具体的にはAPIバージョンアップでエラーが出ていたので、そこの解消をしました。
辛かったのが、作業を行う際にGitのプロジェクトを初めてがっつり覗いてみたのですが、その中身がぐちゃぐちゃ過ぎたことです。
つまり、「うちの上司やプロジェクトメンバーはこんなコードを書いていたのか」という絶望に打ちひしがれました。
その後に、「これからはAPIの新バージョンが出るたびにアップデートしていこう」という話になったので、1ヶ月に1回新バージョンが出ていないか確認してくれるAPIバージョン監視ツールを作成しました。
これはGASで作成しました。
それ以外の時間は12月に引き続きクラウドサービスの調査を行いました。
2月
新規提案にAWSを使うことに決まったので、部署側に環境を用意してもらい、2月からはAWSをいじることになりました。
様々あるAWSサービスのうち、RedShift、Glue、S3をメインで扱うことになりました。
2月はRedShiftをメインで触りました。
RedShiftを含めたAWSサービス自体を初めて触ったのでとても勉強になりました。
感触をまとめた記事はこちらです。
またこの時期は個人的にプトジェクト管理のずさんさに辟易していて、モチベーションの低下が著しかったですね。
そのあたりの詳しい記事はこちらとなっています。
3月
2月に引き続きAWSを触りました。
3月はGlue、S3連携をしてみました。
詳しい感触をまとめた記事はこちらです。
3月中旬になると4月からの配属が発表され、私はこのプロジェクトから離れることが分かりました。
なので元々あまりなかったモチベーションがさらに下がり、3月はほぼ何もしませんでした。
こういうプロジェクトメンバー(自分)が出てくることを考えると、マネジメントというのはとっても大事なんだなあと思いました。
これまでにも何度かリーダー経験はありましたが、それを踏まえた上でこの自分の現状を見ると、色々と思うところが出てきますね。
終わりに
この場で1年を終えた感想を書こうと思っていましたが、後編も思ったよりボリュームが出たので感想パートとして別記事にまとめました。
企業名は伏せているので直接的には参考にならないかもしれませんが、就活生はこんな感じなんだなあと思ってもらえたらいいのではないでしょうか。
ちなみに1年間通して残業は全くありませんでした。
しかしこれも部署によるようで、配属先次第では6月くらいから毎月数十時間の残業をしていた人もいました。
研修に関しては、コードを書く練習ばかりで理論の部分を全くやらなかったことが気がかりです。
CPUやメモリの中身を全く知らずにデータ構造やアルゴリズムの知識もないままコーディングしたらそりゃあスパゲッティ書くよなあ、、、と思います。
1年間で色々やった風に書きましたが正直とても暇でした。
(自分にとって)新しい技術を吸収することは好きなので2月以降はAWSを触ることができてとても楽しかったのですが、プロジェクトマネジメントやチーム運営の面で不満が大きく、その面であまりモチベーションが上がりませんでした。
この4月から部署が変わってプロジェクトも人間関係も一新され、忙しくなりそうな予感がします。
(というかすでに去年より全然忙しくなっています。でも楽しい。)
もっとこみ入った話が聞きたい方はこのサイトの問い合わせフォームや私のツイッターなどで個別に連絡してもらえたらなと思います。
長くなりましたが、以上です。