こんにちは。ざわです。
この記事は、Splathon Advent Calendar 2021 での10日目の記事です。
アドカレ、楽しいなあ。みんな色んなことを書いていて全部読みごたえがあります。
昨日の記事はあおいさんの「JK & DK と戯れた話」でした。
私も大学時代に教員免許を取得しており、当時の教育実習のこととか思い出して懐かしくなりました。3週間の実習で普通は10コマも授業すれば多い方なんですが、私はなぜか40コマもやらされました。ふざけんな。
あと「仕事の時より熱量の高い、資料が出てきたりする」とか書かれていますが、私もあおいさん作の編成表SpreadSheet(ブキを選んだらサブスペと射程が出てくるやつ。めちゃくちゃ便利。)を今回のLadder#7で勝手に愛用させてもらっています。この場を借りてお礼申し上げます。
さてさて本記事では、スプラトゥーン2において、ダイナモローラーベッチュー1本で全ルールXまで上り詰めた私が、その戦い方やキルの取り方などを動画付きで解説していこうと思います。
今回のテーマは「スライド読み」です。実際のプレイ動画付きです。
自己紹介
せっかくのアドカレ企画記事なので、軽く自己紹介をしてみます。
私ざわ、普段は会社員としてせかせか働きつつ、暇な時に個人開発iOS/Androidアプリをリリースしたり、
あと体操競技(内村航平とか白井健三とかがやってるアレ)の審判資格を持っているので、休日は県大会や全国大会(小学生から大学生まで様々)に出向いて審判をしたりなんかをやっています(3回ひねりと4回ひねりの違いは速すぎて分かりません)。
このブログは運営者である私ざわが、「へぇ〜」となる雑学、開発時のニッチすぎる技術紹介(これがメイン)、昨日学んだこと、身の回りで起こった出来事、人生観まで幅広く提供する何でも系のブログであり、私という人間全てのアウトプットの場となっております。
興味ある方がいましたら記事一覧のページから他の記事も覗いてみてください。
スプラトゥーン2では主にX帯で活動をしていて、持ちブキはダイナモローラーベッチューです。
先日Ladder#7のとある人の試合配信を観ていたら「ダイナモ使ってみたらストレスがやばい、あんなの使う人のメンタル強すぎww」みたいなことを言われてました(別に怒っていません。念のため。念のため。)が、違うんです、私はこのブキこそがスプラトゥーン2における最適解だと思っていて、逆にこんなに強いブキを何で皆使わないのか不思議でなりません。
(得てして各々みんな自分のブキで同じように思ってるものなのですが。それが「持ちブキ」という概念なのですから。)
短射程から長射程まで幅広く相手取ることができて、キルもできるし塗りもできる。前衛もできるし後衛もできる。曲射も強いしヤグラにも乗れる。こんなに何でもできるブキは他にありませんからね。
最近はガチマッチをあまりやらなくなって、代わりに友達同士でワイワイと楽しくやることが増えてきました。(先月もエリア以外未計測のまま終わってしまいました。。)
Splathonコミュニティには今年3月、Ladder#6の後半から参加している新参者です。
好きなものは振り向きざまのチャクチ狩り、嫌いなものはX帯底辺の魔境領域です。
よろしくお願いします。
はじめに
以前、ダイナモローラーを使った基本的なキルの取り方に関する解説記事を書きましたが、
この記事の中に出てくる「スライド読み」に関して詳しい解説が欲しい!と先日リクエストを受けたので、この機会にまとめておきます。
スライド読みはほぼダイナモ専用の技術なので、自分もさっそく明日から使おう!という人は少ないかもしれませんが、普段私がこんなことを意識してこんな風に戦ってるんだなあということが伝わればと思います。
それではいきましょう。
スライド読みとは
まず最初に、スライド読みについて説明するために過去の自分が書いた文章を引用しておきます。ナイス過去の私。
スライド読みとは、
マニューバー系のブキとの対面時に必要となる、予測撃ちを応用した高等技術です。
ダイナモは攻撃のタイミングが分かりやすいので、当然ですが相手マニューバーはこちらがローラーを振り下ろすタイミングでスライドをしかけてきます。
そのような相手に攻撃を当てるには、相手がスライドしてくる前提でそのスライド先を読み切った予測撃ちが必要になります。これがスライド読みです。
ふむふむなるほど。
要するに、ダイナモを持っているときにマニューバー対面に強く出るための技術ですね。
実際の動画を見てみましょう。
(いや、縦振りで敵を倒しただけじゃん)と見える人も多いかと思いますが、今回はこちらの動画をお手本にして話を進めていくことにします。
ザトウマーケットでケルビンと対面している場面ですね。
ボックス上から右に移動して下に降りながら敵ケルビンのエイムをずらしつつローラーを振り下ろす、という瞬間で一時停止。
この時、敵ケルビンは広場上からこちらに向かって攻撃してきていますが、こちらはエイムを敵ではなく広場の角に合わせていっています。
何もいない空間に向けて謎に攻撃を仕掛けていますが次の瞬間、
なんと、ローラーを振り下ろすと同時にケルビンが広場の角までスライドしてきました。
自分からこちらの攻撃ラインに入ってくるとはなんて愚かなんでしょう。
というのは冗談で、振りかぶってる間に敵が広場の角にスライドしてくると予測していたんですね〜。
このように、スライド先を予測しそちらにエイムを合わせることで敵を刈り取る対面技術を「スライド読み」といいます。
何を言っているのか全然分からない、という人は上の動画を鬼リピしましょう(鬼リピって死語か)。
もう一つ例を見てみます。
このスライド読みという技術は出会い頭での対面時や敵に狙われている状況でも慌てずに、素早いマニューバーの動きを的確に予測する必要があるのである程度の練度が必要になるかと思います。
切羽詰まった時にこれができるととても強いですね。
スライド読みのやり方
スライド読みは予測撃ちの応用技術なので基本的に相手の動きを先読みして攻撃するだけなのですが、それが難しいんだよ!という話なのでスライド読み特有のコツを述べていきます。
予測撃ちというのは本来は高台から顔を出したりイカ状態で逃げようとしている敵がいる時に使う技術ですが、これを対面時でも扱うテクニックについて説明します。
対面対象の確認
まずは対面対象となる相手ブキの確認です。
スライド読みはスライドをしてくる相手にしか使わないため、対象ブキは必然的にマニューバーに限られます。
そしてその中でもさらにスパッタリーとスプラマニューバーは対象から除外されます。
理由は簡単で、奴らはダイナモを見ると一目散に逃げ出すからですね。
そもそも対面をする機会が無い上に、もし対面してもスライド読みなんて大層なことは考えずただ射程差を押し付けて倒せば良いだけだからです。
彼らもそれを分かっているので無理に突っ込んできたりはしません。
よって対象は中射程マニューバーであるデュアルスイーパー、ケルビン525、クアッドホッパーの3種類です。
クアッドホッパーを中射程とするかは微妙なところですが、チャクチを持っていることと4回もスライドできることに甘えて割と突っ込んでくることが多いので対象となります。
スライド幅の把握
対象ブキが分かったら、彼らのスライド幅を事前に把握しておきましょう。
これを知っておくことで相手の動きを読みやすくなり、エイムがズレる事故を防ぐことができます。
スプラトゥーン2 攻略&検証 wikiによるとスライド幅(試し打ちライン)はケルビン(1.05) > クアッド(1.0) > デュアル(0.9)だそうです。
。。。この記事を書くために初めて調べましたが、スライド幅はデュアルが一番小さいんですね。。知らなかった。。
私の個人的感覚ではケルビンが一番大きく、ほぼ同じでデュアル、ついでクアッドって感じでした。
クアッドが一番スライド幅が小さくて読みやすいって認識なんですが違うんだ。。
まあ結局、実際に何度も対面して身体で覚えていくのが確実ですかねぇ。知りませんけど。
敵は塗りが有利な方向にスライドする
ここまで事前に把握しておけば、あとは実際の対面時に動きを読むだけです。
コツとしてはまず第一に、敵は自分にとって塗りが有利な方向にスライドしてきます。
そのほうがスライド後の立ち回りがやりやすくなるからです。
特別な理由もないのにわざわざ相手インクに向かってスライドする人はいませんよね。
先程のお手本動画だと敵の左側は一面青に塗られていて、右側が緑なので敵は確実にそちらにスライドしてきます。
当たり前ですね。簡単です。
デュアルのジャンプキャンセルだけは例外ですが、結構前のアップデートで弱体化されてからほとんど見かけないのであまり気にしなくてもいいかと思います。
敵は得意射程に入(い)れる方向にスライドする
敵はこちらの位置を見て、自分の得意射程に入(い)れるポジションにスライドしてきます。これを意識することが最も重要です。
ダイナモにそれ以上近づくと横振りで倒され、遠ざかると自分の攻撃が届かくなる、この絶妙な間合いを敵はキープしようとしてきます。
そもそもダイナモの縦振り確一射程に入っているのは敵にも分かっていることであり、それでも撃ち合いをしかけてくるのは自分が勝てると思っているからです。
なので自分にとって最もキルを取りやすい間合いに入ろうとします。
先程のお手本動画だとあの場面で敵は左にスライドするとダイナモが射程外に出てしまう&ブロックに隠れてしまうのでキルできなくなってしまいますよね。
そう考えると右にスライドしてくるのは必然です。
傾向としてはケルビンとデュアルは真横に、クアッドはこちらに距離を詰めるよう斜めにスライドしてきがちです。
クアッド対面でのスライド読みも載せておきます。クアッドは射程が少し短い&スライドで跳ねないので個人的には一番やりやすいです。
まとめ:相手の気持ちになって考えよう
結局、大事なのは対面時でも焦らないことと、相手の気持ちになって物事を考えることです。
相手から見て、ダイナモ対面で最もやられにくくて自分の攻撃が届くポジションはどこなのか、戦いながら予測できるようになりましょう。
時には、塗り状況や対面状況だけでなく、人数状況やカウント状況、残り時間も含めた上でどの方向にスライドするか見極めることもあります。
完璧にできるようになるまでには少し慣れが必要ですが、皆さんもチャレンジしてみるといいのではないでしょうか。
ダイナモなんて使わないよ、という人もマニューバーのスライド方向を読めるようになったら様々なところで役に立ってきますので。
終わりに
スライド読みをするにあたって必要なブキ性能は主に次の2つです。
– 攻撃のタイミングが分かりやすく、敵がスライドして避けやすいこと
– 敵の得意射程内から確一を取れること
これらを満たさなければならないので、基本的にはダイナモローラーを使うとき特有の技術になるのかなと思います。
一応スクイックリン、スプラチャージャーなんかでもできるみたいです。(ロングブラスターもワンチャン。。)
ダイナモはボタンを押してから攻撃が出るまでのラグがとても長いブキなのでそこが弱点だと思われがちですが実際は逆です。
ラグが長いからこそ、一回ボタンを押すとその時点で逃げるという選択肢が消え、その分相手の動きや思考を読む余裕が生まれてきます。
ダイナモの背後を取ったと思ったら突然こちらに振り向いて殴りつけられる、という経験は誰しもあるかと思いますが、それができるのはこれのおかげですね。
何せノロマすぎるので、こちらの攻撃を避けられると確実に敵にやられてしまうんです。
やられないためにはやるしかない。
常にこの狩るか狩られるかの世界を渡っていくスリル満点のブキ、ダイナモローラーをぜひ皆さんも使いましょう!
以上です。
明日はmayuさんの「Splathonに参加して2ヶ月経っての感想 or 牧野由依のライブが最高すぎた話」です!両者とも読みたくなりますね…楽しみです!
mayuさんの記事が出ました!
ちなみに、ここまで偉そうに語っていてスライド読みに失敗するとこんな感じになります。
素直に敵めがけて攻撃すればよかった。ぴえん。
結局、スライド読みって相手依存のプレイングだからあまり良い立ち回りじゃないのでは。。。